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ひとまわりの思い出 [たまに物想い]

先日、妹の結婚式に出席するため、韓国に行ってきた。
26回目の渡韓。
気がつけば、私のパスポートは韓国のハンコだらけだ。
かろうじて、ドイツとイタリアのハンコがあるので、100%ではないけど。

妹とはいっても、実の妹ではなく、12年に渡って親しくしている年下の友人である。
2000年6月にソウルで初めて会ったときは、私は韓国語といえば「トイレどこですか」くらいしか言えず、妹は大学で日本語を習いたてで、まだまだおぼつかないくらいであった。
「お姉さん、注意してください」
と言おうとして
「お姉さん、チューしてください」
と言ってたかわいい顔を今でも思い出す。

その後、妹は1年間大学を休学し、日本に語学留学に来た。
当時、私は東急東横線の綱島駅近くに住んでいて、週末になると留学生たちを呼んで宴会をすることも多かったし、新大久保の韓国料理屋で呑み会などでしょっちゅう集まってた。
妹を通じて知り合った留学生たちとは、今でも、本当の家族のような付き合いを続けている。
私が韓国に足しげく通うのも、この子たちに会うためである。
実生活では「お姉さん」と呼ばれることのない私であるが(実の弟がいるけども、私のことをお姉さんとは呼ばないので)、韓国に行くと「お姉さん」と呼んでくれる妹たちがいる。不思議。
知り合ってまだ12年?
もっと長い時間が経ったように感じている。

妹たちも、別ルートで知り合った弟たちも、一人一人と結婚していき、今ではほとんどが既婚者になった。
一番最初に結婚した妹は今では7歳を頭に3人の子供のお母さんである。

以前は、韓国に行くと、みんな一緒に会って、わいわい騒ぐのが常であったが、このところは、そういうこともなく、数人程度で会うようになった。朝まで呑む、みたいのもなくなった。

12年。十二支ひとまわり。
辰年生まれの私が、辰年に出会った妹ミスク。
そして、今年も辰年、しかも運気が良いとされる黒龍の年。
黒龍の年もあとわずかになってしまったけれど、いい運気をもらって、末永く幸せな結婚生活を送ってね。
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わさおさん(2009/06/14)