名前について

先日、韓国語サークルの宿題で「自分の名前の由来を調べてくる」というのがあった。
母に携帯メール。
「私の名前の由来、教えて」
いつもなら、その日のうちに返事がくるのに、次の日になってもこない。
再び携帯メール。
「韓国語サークルの宿題で自分の名前の由来を発表しないといけないから、教えて」

母から電話。
「あのさ、はっきりゆうと・・・、覚えてないのよね」

え？

「お姉ちゃん二人の名前は、先輩と友人の名前をもらったんだけど、恵美ちゃんのはねぇ
　たしか、お父さんと相談して、恵子（2番目の姉）の恵をとって、美、をつけたと思うんだけど。
　で、子をつけるのはやめて、恵美。」

その時点で、なんとなく軽くショックだった私。
てゆうか、母の最初の「はっきりゆうと、覚えてない」の時点で。

でも、韓国語サークルで発表したあとの、帰宅途中、バスの中でふと考えた。

私は4人きょうだいの3番目で、下に弟がいる。
弟の名前は、父が「息子が生まれたら」と決めていた名前だという話は、何度も聞かされて知っていた。県知事だった人の名前らしい。
姉たちの名前は、母の知り合いの名前。
ということは、父と母が二人で考えて作った名前って、私だけじゃん？

とたんに、なんだかとてつもなく嬉しい気持ちになって、一人、バスの中で涙ぐんでしまった。
単純だ、私。

ちなみに、サークルの人たちの名前の由来は・・・
雪にちなんだ名前、ゆきこ（漢字は「幸子」）、みゆき
節分の日生まれだから、節子
有名人の名前をもらった人
漢字に、こうなって欲しいという願いが込められている人
などなど

この年齢になって、自分の名前について、考えさせられた一日でありました。